【雑誌紹介】 『カトリック生活』 7月号

心の中にあるはずの…

 「清い魂は真珠のように海の底の貝の中に隠れているので誰も見とれたりはしない。それを陽のもとにかざせば真珠は輝いて人々を惹きつける」と言ったのは、19世紀に生きたフランス・アルスの司祭ヴィアンネ。それを受けて《二千年前に発せられた福音の真珠は、平和主義、人権主義、民主主義、平等主義の形をとって今まで何度も歴史の危機を救ってきた。とはいえ、貝の中の真珠、閉じられた聖書は、曲解される憲法と同じように為政者のエゴイズムを担保するものとなる》と比較文化史家、バロック音楽奏者の竹下節子。《危機の時代の「宣教」とは、メガ・チャーチで叫んで人々を心酔させることではなく、一人ひとりの心の中にあるはずの小さな福音の真珠を取り出して陽のもとで輝かせることなのだ、とアルスの司祭の声が聞こえてくる》と、『カトリック・サプリ』で記している。

【 本体200円+税 】
【ドン・ボスコ社】

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