【雑誌紹介】 日本語で賛美歌を歌う… 『礼拝と音楽』174号

日本語で賛美歌を歌う…

 特集「賛美歌とことば」。読んで参考になり、役に立つ企画が並ぶ。

 巻頭で東洋英和女学院大学教授の深井智朗が《ひとつの教会で同じ会衆に向かって説教するのではなく、さまざまな教会に招かれて説教するようになって悩まされていることがいくつもある。礼拝で説教を依頼され、聖書の箇所をお知らせすると、題は何ですかと聞かれる。いつから説教には題が必要になったのだろうか。賛美歌を選んでくださいとも言われる。これも難しい。教会で選んでいただけますかとお願いすると、説教がどういう内容なのか分かりませんので選べませんと言われる。いつから賛美歌は説教の内容を補強したり、説教に合わせて歌われるものになったのだろうか》と。

 座談会「日本語で賛美歌を歌う――『美しさ』と違和感の間で」。恵泉女学園名誉教授の大塚野百合が、《日本で魂を養うために読まれる多くの本が翻訳本であることに気づきました。日本人が生きている主イエスに出会って書くものでなければ、魂の糧にはならないのです。日本の教会の霊的貧困の一つの原因がここにあると教えられました。賛美歌は、わたしたちの心の糧になるものですよね。だから、ほんとうに良い日本語の賛美歌が欲しい》と。

【 本体1,364円+税 】
【日本キリスト教団出版局】

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