ドラァグクイーン姿でLGBTQ理解呼びかけた米牧師、解任へ 2021年12月21日
米インディアナ州エバンズビルの合同メソジスト教会のクレイグ・デューク牧師(62)が、LGBTQへの理解を呼びかけようとドラァグクイーン姿でケーブルテレビ局HBOの番組に出演し、解任された。教会関係者が12月8日明らかにした。AFP通信の報道を紹介する。
牧師は、スパンコール付きのレオタードにハイヒールのロングブーツ、ピンクの巨大なウイッグをかぶり、口紅と紫のアイシャドーを塗り、首に十字架をかけた出演した。
教区監督のミッチ・ギーゼルマン牧師は「非難の電話やメールが多数寄せられた」として、デューク氏を牧師の職を解き、報酬も大幅にカットすることにしたが、同氏が辞職したわけではないという。解任に対し、オンラインで同氏を支援する募金活動が行われ、8日までに6万ドル(約680万円)近くが集まった。
デューク氏は、自身の行動に後悔はないとし、「自分とは異なる人々を牧師として導きたいなら、自分とは異なる人々がいる場所に出向いていかなければならない」と話している。(CJC)