髙祖敏明神父に旭日重光章 私立学校の発展と振興に尽力 2024年5月10日

 イエズス会司祭で上智学院元理事長の髙祖敏明氏が2024年春の叙勲で「旭日重光章」を受章した。

 旭日重光章は、文化やスポーツ、科学技術の振興、環境保全など、社会のさまざまな分野における功績の内容に着目し、顕著な功績を挙げた個人に日本政府から授与されるもの。

 上智学院理事長、聖心女子大学学長、文部科学省中央教育審議会専門委員などの要職を歴任してリーダーシップを発揮し、私立学校の発展と振興に尽力したことが評価された。

 5月9日には皇居で行われた勲章の親授式に参加し、岸田文雄首相より勲章・勲記が授与された。

 こうそ・としあき 1947年生まれ。イエズス会司祭。学校法人上智学院前理事長、上智大学特任教授。上智大学、同大学院教育学専攻で学んだ後、母校の教員となり、文学部長等を歴任。専門は比較教育史。著書に『東洋の使徒 ザビエル』(上智大学出版)、『ルネサンスの教育思想』上、下巻(東洋館出版)他多数。2006~13年、文部科学省中央教育審議会専門委員。2008年から日本学術会議大学教育の分野別質保証に係る委員会委員を歴任。経済同友会幹事をはじめ、多くの団体の理事・評議員などを務めてきた。

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