歴代C-Week委員長が歩み語る ICU「キリスト教週間」でパネルディスカッション 2026年6月10日

 国際基督教大学(ICU、岩切正一郎学長)は5月22日、キリスト教週間(C-Week)の企画として、パネルディスカッション「集まれ歴代C-Week委員長」を同大学デュフェンドルファー記念館オーディトリアム(東京都三鷹市)で開催した。

 同企画は、同窓会支部「ICU伝道献身者の会」(支部長=梅津裕美・日本基督教団荻窪清水教会牧師)が持ち込み企画として実施したもの。今年のC-Weekのテーマ「あなたはどこにいるのか」(創世記3章9節)のもと、かつてC-Week委員長を務めた卒業生4人が、在学時の経験と卒業後の歩みを語った。司会は伊藤英志氏(日本基督教団三軒茶屋教会牧師)と小林宏和氏(日本キリスト教会世田谷千歳教会牧師・神学校主任講師)が務めた。

 荒井偉作氏(1989年委員長、日本基督教団東北教区議長、同教団名取教会牧師)は、横断幕やTシャツを手作りし、委員が少なかった実行委員会を手書きのチラシから立て直した当時を振り返った。活動は当初4、5人ほどだったが、翌春には60人余りの輪に広がったという。荒井氏は、ITが普及した現在だからこそ「対面」と関係性が問われると述べた。

 深谷有基氏(2001・2002年委員長、『クーリエ・ジャポン』編集者)は、池明観氏や黒柳徹子氏を講師に迎えた委員長時代を紹介。出版社での勤務や東日本大震災の被災者支援に関わった経験にも触れ、C-Weekで培った問題意識が、現在も「キリスト教と社会の関わり」を考える土台になっていると語った。

 須賀舞氏(旧姓・中村、2008年委員長、日本基督教団越谷教会副牧師)は、聖書科教師を志しながら別の道へ導かれ、牧師となった経緯を報告した。自らを「空の器」にたとえ、「何も持たない者だと思えば思うほど、多くが与えられる」と語った。

 林友実氏(旧姓・小野寺、2012年委員長、キリスト教愛真高校教諭)は、C-Weekの1週間を「1年で一番楽しい時だった」と回想。実存的な言葉への渇きが満たされた経験や、求められれば自らを差し出して仕える「available」な生き方、傷つくことを通して変えられていく「vulnerable」な生き方について紹介した。

 「ICU伝道献身者の会」は、母校のキリスト教活動を支援する目的で、毎年C-Weekに学生との交流企画を行っている。

(報告=小林宏和・日本キリスト教会世田谷千歳教会牧師)

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