「あなたはどんな牧師?」 16種の「#牧師タイプ診断」SNSで拡散 2026年9月28日

「福音の旅人」「励ましの牧会者」「慰めの語り手」――。20問の質問に答えると、自分の牧会スタイルが16タイプのいずれかで示される「牧師タイプ診断」が公開され、XやフェイスブックなどSNSを中心に牧師やキリスト教関係者の間で広がっている。「#牧師タイプ診断」のハッシュタグとともに結果を共有し、「当たっている」「意外だった」などと互いのタイプを見比べる投稿も相次いでいる。
診断を製作したのは、牧師紹介派遣、リサーチ&コンサルティング、メディアなどの事業を手がける株式会社グレープヴァイン(キリスト新聞社 関西支社)。「SIXTEEN LIGHTS」と題した専用サイトでは、「光が映す、あなたの牧会のかたち。」をキャッチコピーに、20問、約3分で診断できる。
サイトには大きく「探究する牧師」「寄り添う牧師」「守り建てる牧師」「現場に立つ牧師」のカテゴリーが示され、その組み合わせなどによって16通りの牧師像を提示する。説教や神学的探究、人への寄り添い、教会形成、社会への働きかけなど、牧師が日常の働きの中で発揮するさまざまな傾向を、「牧師らしさ」の違いとして楽しめる仕掛けだ。
公開直後からSNSでは実際に診断した牧師らの投稿が相次いだ。ある利用者は「励ましの牧会者」との結果を受け、「目指している牧師像ドンピシャでビビった」と投稿した。「慰めの語り手」と診断された利用者からは、牧師という特殊な設定の診断でありながら、キリスト教関係者でなくても自分の状況に置き換えて答えることで、自身について考える機会になるとの反応もあった。
単に「当たった」「外れた」を楽しむだけでなく、自分が人とどう関わり、何を大切にしているのかを言語化するきっかけとして受け止める人もいるようだ。
フェイスブックでも診断結果を画像付きで紹介する投稿が広がり、「#牧師タイプ診断」を通じて牧師仲間が互いの結果にコメントする光景がみられる。普段なら改まって語ることの少ない「自分はどんな牧師なのか」を、ゲーム感覚で〝自己申告〟できることも拡散の一因とみられる。
16タイプと聞けば、若い世代を中心に広く知られる「MBTI」を連想する人も少なくない。ただし、この診断は正式なMBTIではない。サイトにも「性格類型の考え方を参考にした独自の設問です。心理検査ではありません。自己省察と語らいのきっかけとしてお使いください」と明記されている。
一般社団法人日本MBTI協会も、インターネット上にある16タイプの性格診断と正式なMBTIは異なるものだと注意を促している。MBTIはユングのタイプ論をもとに開発されたもので、単純に性格を16種類に〝診断〟して決めつけることを目的とはしていない。
その意味で「牧師タイプ診断」も、結果によって牧師の適性や優劣を判定するものではない。むしろ興味深いのは、「理想の牧師像」を一つに定めるのではなく、牧師にもそれぞれ異なる強みやスタイルがあることを可視化している点だ。
「牧師タイプ診断|SIXTEEN LIGHTS」
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