神社仏閣への油まき事件で金山昌秀容疑者逮捕 「油注ぎ」掲げ全国に被害 2015年に本紙報道 2026年3月8日

 全国の神社仏閣に油のような液体をまく事件で国際手配されていた米国在住の医師、金山昌秀容疑者が3月4日、千葉県警に建造物損壊の疑いで逮捕された。

 この事件をめぐっては、2015年春ごろから奈良や京都、千葉など各地の神社仏閣や文化財で、柱や建物に油状の液体がまかれる被害が相次ぎ、社会問題となった。本紙は同年6月27日付の記事で、米国在住の日本人男性に逮捕状が出たことや、その人物が宗教的動機を主張していることを報じていた。

油まき被害拡大を危惧 情報提供の牧師ら会見 元職員が教団の実態を証言 2015年6月27日

 IMM(インターナショナル・マーケットプレイス・ミニストリー)の創設者である金山容疑者は、神社仏閣に油を注ぐ行為について「清め」や「祝福」を意味する宗教的行為であるかのように説明し、「油注ぎ(アノインティング)」の実践だと主張していた。一方、キリスト教会における油注ぎは本来、祈りや祝福の象徴的行為であり、他宗教の聖地や文化財を損壊する行為とは無関係であることから、キリスト教界からも「キリスト教の名を用いて他宗教の聖地を傷つける行為は信仰の本質に反する」など懸念する声が上がっていた。

 捜査当局によると、金山容疑者は2015年3月、千葉県香取市の香取神宮で拝殿などに油状の液体をかけた疑いが持たれている。事件後に渡米していたが、国際手配を経て身柄が引き渡され、日本到着後に逮捕状が執行された。

 一連の油まき事件では、16都府県の神社仏閣や城郭など少なくとも数十カ所で被害が確認されているとされる。捜査当局は、金山容疑者とこれらの事件との関連についても調べを進めている。

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