〝キリスト中心に作品を〟 「キリスト教美術展」7月13日まで 2014年7月12日

 キリスト教美術協会が主催する「キリスト教美術展」が、日基教団銀座教会・東京福音会センター(東京都中央区)で7月13日まで開催されている。

 38回目を迎えた今年は、田中忠雄、渡辺禎雄の両氏による作品が賛助出品され、招待作品も合わせて、23人による39点の作品が展示されている。絵画・版画・彫刻の他に、今回初めて写真も加わった。カトリック教会・修道院などを撮影している写真家の伊藤龍也氏による「列聖のあとに」と題する2点の作品だ。

 同協会は、カトリックの佐々木松次郎氏と、プロテスタントの田中忠雄氏が、それぞれ指導的立場で開催してきた美術展を発展的に解消し、1972年に設立。翌年第1回展を東京・四谷の聖イグナチオ教会で開催した。

 事務局の早矢仕素子氏(日基教団武蔵野緑教会会員)によると、「先生たちの立ち上げた時の意志は、エキュメニカルであることと、どのような形であれ、キリストを中心に、ぶれないで作品を作っていくこと」だった。「(同協会は)キリストの証しをする集団。その中で芸術作品を作って発表する集団」であり、それが他の美術団体とは異なる同協会独自の趣旨だと語る。

 同展は2003年の第27回展より、東京福音会センターを会場としている。画廊の多い銀座という土地柄もあり、回を重ねるごとに、キリスト教関係者だけでなく、美術関係者からも認知されるようになってきたという。「教会を知っていただく機会にもなる。他の展覧会のように気楽にキリスト教美術展にも入っていただきたい」。

 同展は7月13日まで。開館時間は、午前11時~午後7時(日曜日は午後12時半から。最終日は午後6時まで)。問い合わせは同会場(℡03・3561・2910)まで。

             

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