信徒運動としてツイッターを推奨 「キリスト者の日常を発信しよう」 2018年7月31日

 日本基督教団全国信徒会(望月克仁会長)、東京信徒会(奥山盾夫会長)が主催するワークショップ的講演会「キリスト者としての〝SNS〟の使い方」が7月21日、富士見町教会(東京都千代田区)で行われ、約60人が参加した。

 講師を務めた春原(すのはら)禎光氏(日本基督教団柏教会牧師)は、さまざまなSNSがある中で不特定多数の人に拡散されやすいという特性から、ツイッターの利用を推奨。具体的な操作方法については教会の青年や子ども、孫など、身近な若い人に聞くことを勧め、発信する上での心構えなどを中心に講演した。

 キリスト者がSNSを利用する利点について同氏は、「自分がキリスト者であることを常に表明していることができるコミュニティ」「非キリスト者との接点を増やすことができる」「宗教への警戒心を小さくできる」などを挙げ、プロフィール欄にキリスト者であることを明示した上で、「伝道しなければ」と力まず、趣味や読んだ本など、日常の様子を書き込む日記や備忘録として使用し、内容は特に信仰に関係なくてもいいと勧めた。

 また、限られた字数でどんなに丁寧に説明しても誤解されることは避けられないため、「思わぬ批判や反応が来ることを恐れない」「フォロワー数の増減に一喜一憂しない」「素性の分からない人、極端な意見の人はフォローしない」「スルーする」などの注意点を紹介。

 「キリスト者がSNSの世界にも生きて存在していることが大事。職場、地域、趣味の会、あるいは教会と並ぶもう一つのコミュニティ。一人でも多くのキリスト者がSNSで発信してほしい」と呼び掛けた。

 主に初心者を対象としていたため、参加者の8割を60代以上が占めたが、「警戒心から敬遠していたが一度試してみたい」「教会としての使い方、ホームページとの使い分けについても教えてほしい」などの感想が寄せられた。

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