「TOKYO WORLD FOOD DAY + GOSPEL」 世界食料デー 東京大会レポート vol.2 2019年11月11日

 世界食料デー東京大会「TOKYO WORLD FOOD DAY+GOSPEL」レポートに続き、東京大会のコーディネーターの一人である吉田隼人さん、主催者である白鞘慧海さん、講師のアンドレア・ダンツさんに話を聞いた。

■「Everlasting LOVE Project」メンバー、東京大会コーディネーター 吉田隼人さん

――今年のテーマは「地球大家族」でしたが、どんな思いで大会に臨まれましたか?
 僕はもともとシンガー側として大会に関わっていましたが、企画運営側として裏方に回る方が自分に合っていると感じ、こうしてコーディネートメンバーとして携わらせてもらっています。
 今回は「一体」ということを念頭に大会全体を作りました。「Everlasting LOVE Project」(通称=えばらぶ)クワイヤ同士や演奏者の「一体」だけでなく、見に来てくれるお客さんとも「一体」になってゴスペルを歌う。そのため、参加型のアフリカンドラム体験をプログラムに盛り込むなど、お客さんに「自分もイベントの一部なんだ」と感じてもらえる、記憶に残るような取り組みを考えました。

――今大会は3回目ということですが、前回までと違う点などあれば教えてください。
 以前はお客さんに聴いてもらうのがメインでしたので、一体感をより感じられるイベントにできたという点が一つ。あとは、回を重ねることで、だんだん認知度が上がり、お客さんが増えているというのも大きな変化です。演奏者同士の付き合いも長くなってきて、本当に一体となって演奏できていますね。練習時間も多くはないのですが、とてもクオリティの高い演奏をしてくださいます。

――日本は物質的に豊かな一方で、心が貧しいと言われます。
 日本は「与える」ということを世界で一番しない国だと聞いたことがあります。そう言われる理由は他人への無関心だとか、そういったことだと思うんです。この取り組みを通して日本人が世界の現状を知ることで、与える喜びを知ったり、心が動かされる経験につながればいいなと。その意味で、日本でイベントを行うことの意義はあると思います。物質的な「ハンガーゼロ」は世界の飢餓に苦しむ人のために、心の「ハンガーゼロ」は日本人のために。

――大会を通して感じたこと、得たことなどはありますか?
 みんなの笑顔です(笑)。企画している最中はたいへんなことやうまくいかないことももちろんあったのですが、最終的に演奏する側もお客さん側も笑顔で、ハッピーな気持ちで帰れることが何より嬉しいですし、それがあるから次もがんばれます。クワイヤのメンバーなんですが、実は約7割がクリスチャンではないんですね。このゴスペルの取り組みが信仰を持つきっかけになった人もいます。イベントに携わる中で神さまを知った、というのは本当に素晴らしいことですし、活動としても良いものだなと感じました。

――この大会を知らない、参加したことがない方へ、どうアピールしていきたいですか?
 観客として来ていただけるよう広報に力を入れていきたいと思う一方、イベントの一員として参加してくださる方が増えれば嬉しいなと思っています。ゴスペルは本当に楽しくてストレス発散にもなります(笑)。クリスチャンでなくても、一緒に歌うことで心が動く瞬間というものがあります。
 もちろん、観客としてイベントに来ていただけるだけでも嬉しいのですが、クワイヤもボランティアも随時募集しているので、とにかくぜひ、この活動に携わってみて、そういった瞬間をぜひ一緒に体験してもらいたいと思います。

■「Everlasting LOVE Project」代表の白鞘慧海さん
 「ものをたくさん捨てると言われる日本だけど、それほどまでに物質的に豊かな私たちだからこそ、個人レベルでもできることがあるし、信仰を持つクリスチャンだからこそ、『私から始める、世界が変わる』ことにも確信を持てるのではないでしょうか。そして何より、ゴスペルや『ハンガーゼロ』を入り口としてノンクリスチャンの人に福音を知ってほしい、神さまの愛に触れられてほしいと強く願っています」

■飢餓対策機構(Food for the Hungry)アンドレア・ダンツさん
 「日本の人々に、世界の20億人が栄養のある食べ物を十分に得られていないという現状について、まずは知ってもらいたいです。できれば知ってもらうだけでなく、日本のクリスチャンにもボランティアなどで共に働いたり、飢餓がある地域のために祈ったりしてほしい。募金やチャイルド・サポートの他にも、皆さん自身が知ったことを周りの人に発信してもらい、より多くの人が飢餓について知るようになってほしいと思います。今日の大会をたくさんの人がサポートしてくれていることは本当に素晴らしいこと、Awesomeな大会でした」

 東京大会では物販も設けられ、特設ブースは多くの来場者で賑わった。

Kyonchi Train Artの鮮やかな作品も会場に華を添えた

 各地の世界食料デー大会は11月24日まで全国28カ所で開催。詳しくは公式サイト(https://www.hungerzero.jp/)、または大阪事務所(℡072-920-2225)まで。Everlasting LOVE Projectの詳細はフェイスブック(https://www.facebook.com/everlastingloveproject/)、ゴスペルクワイヤの申し込みはEメールでSOLID VOICE(news@solidvoice.info)まで。

「TOKYO WORLD FOOD DAY + GOSPEL」 世界食料デー 東京大会レポート vol.1 2019年11月1日

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