【訃報】 アルフォンス・デーケンさん(上智大学名誉教授) 2020年9月6日

 9月6日、肺炎のため逝去。88歳。葬儀は11日午後4時からカトリック麴町聖イグナチオ教会(東京都千代田区)でイエズス会員のみで行う。喪主は瀬本正之氏(イエズス会司祭)、主司式はレンゾ・デ・ルカ氏(イエズス会日本管区長)。

 1932年ドイツ生まれ、イエズス会の派遣により59年来日。ニューヨーク州のフォーダム大学大学院で哲学博士の学位を取得。70年代から上智大学で「死の哲学」「人間学」などの講義を担当。「東京・生と死を考える会」会長として死をタブー視しない「死への準備教育」を提唱した。1991年全米死生学財団賞、第39回菊池寛賞、1998年ドイツ功労十字勲章、1999年東京都文化賞などを受賞。2003年3月、上智大学定年退官。

 がんなどによって死期が迫っている人々のためのホスピスの普及や終末期医療の充実などに尽くし、より良い生を送るための支援活動に取り組んだ。厚生省(厚生労働省)のオブザーバーとして有識者会議などにも参加。がんの早期告知を提案したが、「日本では告知しない」と強硬に反対されたこともあったという。

 主な著書に『死とどう向き合うか』(NHKライブラリー)、『ユーモアは老いと死の妙薬――死生学のすすめ』(講談社)、『生と死の教育』(岩波書店)、『光のダイアローグ』(三五館)、『旅立ちの朝に――愛と死を語る往復書簡』(新潮文庫、曽野綾子氏との共著)など。

〝ユーモアを大事にしよう〟世界宗教者平和会議「いのちの教育」学習会 デーケン神父が呼びかけ 2012年8月4日 

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