ミャンマー=クーデターから1年 デモ参加者を傷つけないよう警官に懇願した修道女 2022年2月11日

 2月1日、ミャンマーで軍がクーデターを起こしてから1年を迎えた。当時、反クーデターデモの参加者を撃たないようひざまずいて警官に懇願した修道女アンローズ・ヌトーンさんはAFP通信のインタビューに対し、その時のことを思い出すと今でも体が震えると語った。

 北部カチン州ミッチーナで昨年3月、ヌトーンさんが警官にひざまずき、両手を広げてデモの参加者を撃たないよう懇願する様子を捉えた写真は世界中に拡散された。混乱の中、写真を撮られたことにも気付かなかった。「家に着くと、家族や友人がとても心配していたので気付いた」と話す。母親からはなんて危険なことをしたのかと、涙ながらに怒られた。

 ヌトーンさんは、牧師の父と教師の母の間に生まれた。少数民族武装組織と軍の衝突が長年続いてたカチン州では、軍を避けるのは子どものころから常識だった。9歳の時には、兵士から逃れるため家族で避難せざるを得なくなった。その際の恐怖感は脳裏に焼き付いており、今の子どもたちも同じような目にあうのではないかと心配している。

 看護師の研修を受けたことがあるヌトーンさんは、現在はカチン州内の国内避難民キャンプで働いている。「神のご加護で生きています。私を永遠にお使いになりたいのかもしれません」とヌトーンさん。 信仰が希望と目的意識を与えてくれると話す。(CJC)

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