【新刊】 『神学の小径Ⅴ 成就への問い』 芳賀 力

「物語る教会教義学」シリーズ、ここに堂々完結!

中間時を生きるわたしたちは、否定的なものに囲まれてもなお希望を抱くことができる!
生命、労働、結婚、政治、教会、神の国……。
わたしたちの歩みのすべてを、終末から降り注ぐ光のもとで物語る、シリーズ最終巻。

東京神学大学教授として、早くからナラティブアプローチを取り入れ組織神学を形作ってきた著者が説く「物語る」終末論。
既にと未だの狭間(中間時)に生きる教会に、確かな倫理とキリスト者の指針、聖書が描く究極の希望を鮮やかに書き記す。

【目次】

第1章 否定的なものに囲まれても、なお
第2章 キリスト教的〈信〉の経験
第3章 救済史の担い手
第4章 キリストの体
第5章 神のインスティテューション─ エクレシアと霊的制度
第6章 聖徒の交わり─ 見える教会と見えない教会
第7章 共同体の祝祭─ 説教とサクラメント
第8章 義認と聖化─ 福音と律法
第9章 歴史形成の論理
第10章 開始された終末論
第11章 キリスト者の自由(1)─ 身体と生命
第12章 キリスト者の自由(2)─ 労働と文化
第13章 キリスト者の自由(3)─ 結婚と家庭
第14章 キリスト者の自由(4)─ 国家と政治
第15章 キリスト者の自由(5)─ 教会と礼拝
第16章 大いなる安息─ 永遠の命
第17章 神の国という究極のビジョン


【著者】
芳賀  力(はが つとむ)
1952年、神奈川県に生まれる。1979年、東京神学大学大学院修了。1983年、 ドイツ・ハイデルベルク大学神学部留学。1987年、同大学より神学博士号取 得。東京神学大学学長(〜2023年3月末)。

著書
『自然、歴史そして神義論─ カール・バルトを巡って』(日本基督教 団出版局、1991年)、『救済の物語』(日本基督教団出版局、1997年)、『物語 る教会の神学』(教文館、1997年)、『大いなる物語の始まり』(教文館、2001 年)、『使徒的共同体』(教文館、2004年)、『思索への小さな旅』(キリスト新 聞社、2004年)、『洗礼から聖餐へ─ キリストの命の中へ』(キリスト新聞社、 2006年)、『歴史と伝承─ 続・物語る教会の神学』(教文館、2008年)、『ま ことの聖餐を求めて』(編・共著、教文館、2008年)、『神学の小径I─ 啓 示への問い』(キリスト新聞社、2008年)、『神学の小径II─ 神への問い』(キ リスト新聞社、2012年)、『落ち穂ひろいの旅支度』(キリスト新聞社、2014年)、『神学の小径III─ 創造への問い』(キリスト新聞社、2015年)、『神学の小径 IV─ 救済への問い』(キリスト新聞社、2019年)。

訳書
パネンベルク『組織神学の根本問題』(共訳、日本基督教団出版局、 1984年)、『トレルチ著作集9 プロテスタンティズムと近代世界』(共訳、 ヨルダン社、1985年)、『ブルンナー著作集2 教義学I』(教文館、1997年)、 ブラーテン/ジェンソン『聖書を取り戻す』(教文館、1998年)、ロールス『改 革教会信仰告白の神学』(一麦出版社、2000年)、マクグラス『神学のよろこ び─ はじめての人のための「キリスト教神学」ガイド』(キリスト新聞社、 2005年、新装増補改訂版、2017年)、デイヴィス/ヘイズ『聖書を読む技法 ─ ポストモダンと聖書の復権』(新教出版社、2007年)、マクグラス『ジャン・ カルヴァンの生涯 上・下─ 西洋文化はいかにして作られたか』(キリス ト新聞社、2009年、2010年)、トーランス『キリストの仲保』(共訳、キリス ト新聞社、2011年)、EKD『義認と自由─ 宗教改革500年』(教文館、2017年)、 プラスガー『ハイデルベルク信仰問答との対話─ 信仰の宝を掘り起こす』(教文館、2019年)。

【既刊】『神学の小径Ⅱ ―神への問い』 芳賀力

A5判・上製・434頁、定価5,500円(本体5,000円+税)
ISBN978-4-87395-813-2 C001(6 日キ販)

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