「辺野古に基地は罪であり恥」 第14回国家晩餐祈祷会で川平朝清氏 2014年5月24日

 第14回「国家晩餐祈祷会」(日本CBMC基督教実業人会主催)が4月25日、京王プラザホテル(東京都新宿区)で開催され、大使、国会議員、事業家、牧師、司祭等を含め330人が参加した。

 川平朝清氏(昭和女子大学名誉教授)は、沖縄の現状と基地建設について「政治的すぎる発言と思われるかもしれないが、沖縄出身の信徒として私は訴えます。沖縄普天間飛行場の固定化を防ぐために辺野古に新たに巨大な基地を造ることは罪であり、恥です」と訴え、「このことを権威ある方々に認識していただくよう、願いと、祈りと、イエス・キリストによる取り成しと、感謝をささげます」と締めくくった。

 祈祷の北宣久氏(青山学院院長)、五十嵐義隆氏(五十嵐義隆ミニストリー代表)、石橋秀雄氏(日本基督教団総会議長)がそれぞれ「日本のリーダー、世界のリーダーのために」、「被災者救済、原発汚染、環境汚染、災害から地球を守る」、「アジアと世界の平和、戦争回避」を祈った。

 代表祈祷ではジェームズ・D・ファンスタール(CBMC国際会長)、キム・チャンソン(CBMCアジア会長)、井上義朗(日本CBMC会長)の3氏が、日本、アメリカ、韓国の調和と協力、悔い改めと未来のために祈り、聖書に手を重ねた。またイスラエル大使、ウガンダ共和国特命全権大使の挨拶があり、ベアンテ・ボーマン氏、オクサーナ氏、又吉秀樹氏等の音楽、賛美が会場を包んだ。

 閉会祈祷は池長潤氏(カトリック大阪大司教)。特別祈祷の大川従道氏(大和カルバリーチャペル主任牧師)はロシアの併合問題にあるウクライナと、旅客船沈没事故の悲しみにある韓国を祈った。今回の晩餐祈祷会は、原発、平和、基地の課題など、具体的な緊迫した時代状況への祈祷、メッセージが中心になった。

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