【訃報】 汝矣島(ヨイド)純福音教会を創設した趙鏞基(チョー・ヨンギ)牧師死去 2021年9月14日

 韓国の聯合ニュース報道によると、ソウルの汝矣島(ヨイド)純福音教会の創設者、趙鏞基(チョー・ヨンギ)牧師がソウル市内の病院で9月14日に死去した。85歳だった。昨年から脳出血の治療を受けていた。

 1956年、純福音大学で神学を学んだ趙氏は58年卒業後、ソウル北西部に天幕教会を開き、その後、汝矣島に移転し、70万人以上の信者を持つ汝矣島純福音教会を育て上げた。また、教会以外にも多くの社会活動を行い、1988年には新聞「国民日報」を創刊。人権、環境、児童福祉のための非政府組織「グッドピープル」も設立した。

 趙氏の夢の一つは、北朝鮮に心臓病院を建設することだった。2007年に平壌で起工式が行われたが、この200億ウォン(約18億円)規模のプロジェクトは、2010年以降の南北関係悪化により中断している。

 2013年には、前会長が所有していたサービス会社の株式25万株を想定市場価格の4倍以上の価格で購入するよう指示し、教会に131億ウォン(約12億9000万円)の損害を与えたとして、背任などの容疑で在宅起訴された。またこの過程で約35億ウォン(約3億4000万円)を脱税した罪にも問われた。2017年の最高裁による上告審で、懲役2年6月、執行猶予4年の判決が確定していた。

 教会によると、「天国歓送礼拝」は18日に汝矣島純福音教会で行われる。

執行猶予付き有罪判決 ソウル中央地裁 趙鏞基牧師に 2014年3月8日

写真=純福音東京教会

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